①拝殿

 現在の拝殿は昭和初期に建てられた物(以前の拝殿が当時の台風で損壊したため)。

 社殿は東向きか南向きに建てられることが多いですが、本社は海とゆかりの深い住吉大神を祀っているため大阪湾に向けて建てられ、結果西向きとなっています。

 その奥に鎮座する本殿は三社あり、いつ作られたのか不明ですが、この三社というのは全国でも珍しい形態となっています。

 三社それぞれの御祭神は次の通りとなります。

 【右御殿】 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)

   天照大神(あまてらすおおかみ)

   応神天皇(おうじんてんのう)

   保食神(うけもちのかみ)

   広国押武金日命(ひろくにおしたけかなひのみこと)

   菅原道真(すがわらのみちざね)

 【中御殿】 住吉大神(すみよしおおかみ)

   素戔嗚尊(すさのおのみこと)

   巨勢金岡卿(こせのかなおかきょう)

   大山咋神(おおやまくいのみこと)

   勝手大神(かっておおかみ)

 【左御殿】 天児屋根命(あめのこやねのみこと)

   武甕槌命(たけみかづちのみこと)

   経津主命(ふつぬしのかみ)

   事代主命(ことしろぬしのみこと)

②楠

 元より神木として祀られていましたが、昭和25年(1950年)のジェーン台風により根元から倒れてしまいました。しかしその後、幹を切り落とし株を起こしたところ再び芽を吹き、枝葉を茂らせ今日に至ります。

 中央に楠大明神の社があり、左右に末社として琴平神社(右側)と白龍大神祠(左側)をお祀りしています。

③稲荷

 末社のひとつ。五穀豊穣や商売繁盛などの意味を持つ稲荷大明神をお祀りしています。

④社務所(大)

 正面の鳥居を入った左手にある社務所。お正月や節分など大きな行事の時に開けています。お宮参りや七五三など、各種ご祈祷の受付もこちらになります。

⑤社務所(小)

 大きな行事のない時、普段はこちらの社務所に詰めております。窓口が閉まっている時はインターホンにてお呼び出しください。拝殿の右側をまっすぐ奥まで行っていただいた所にあります。